突然の訃報を受け、「葬式に持っていくバッグがない…どこで買えばいいんだろう?」と、焦っていませんか?
普段使うバッグとは違うため、どこに売っているのか、どんなものを選べばマナー違反にならないのか、不安になりますよね。
ご安心ください。この記事を読めば、葬式用のバッグがどこで買えるのか、そしてどのように選べば良いのかがすべてわかります。
急いで準備が必要な方から、今後のためにしっかりしたものを一つ用意しておきたい方まで、それぞれの状況に合わせた最適な購入場所と選び方のポイントを、私の経験も交えながら詳しく解説していきます。
いざという時に慌てず、故人を偲ぶことに集中できるよう、一緒に準備を進めていきましょう。
【結論】葬式バッグが買える場所一覧|すぐ欲しい場合も解説
まず結論からお伝えします。葬式用のバッグは、意外と身近な場所で購入できます。
急いでいるかどうか、あなたの状況に合わせて最適な場所を選べるように、緊急度別に整理しました。
ぜひ、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
【今日・明日中に欲しい】すぐに手に入る実店舗
「明日、お通夜に行かなければならない!」そんな緊急事態でも大丈夫です。以下の店舗なら、即日でフォーマルバッグを手に入れられる可能性が高いでしょう。
紳士服・スーツ専門店
礼服や喪服を扱っているため、フォーマルバッグも必ず置いてあります。品質も確かなものが多く、店員さんに相談しながら選べるのが最大のメリットです。男性用の小物も充実しています。

デパート・百貨店
フォーマルウェア売り場には、質の高いバッグが豊富に揃っています。デザインやブランドも様々で、長く使える良いものを一つ持っておきたいと考えている方におすすめです。少し値は張りますが、その分、品質や格式は申し分ありません。
大型ショッピングモール・スーパー
衣料品フロアのフォーマルコーナーや、バッグ専門のテナントなどで見つけることができます。紳士服店やデパートよりもリーズナブルな価格帯の商品が多いのが特徴です。複数の店舗を比較検討できるのも嬉しいポイントですね。
ファッションセンター・衣料品店
「とにかく安く、今日中に手に入れたい」という場合に頼りになるのが、全国展開しているような大型の衣料品店です。非常に手頃な価格でフォーマルバッグが販売されていることがあります。ただし、品揃えは店舗や時期によって変動があるため、注意が必要です。
100円ショップ
メインのバッグを見つけるのは難しいですが、黒無地のシンプルなポーチや小さな手提げ袋などが、サブバッグとして使える場合があります。あくまで応急処置的な選択肢ですが、覚えておくと役立つかもしれません。
【2〜3日余裕がある】じっくり選べるネット通販
時間に少し余裕があるなら、ネット通販で探すのも良いでしょう。実店舗よりもはるかに多くの選択肢から、自分のペースでじっくり選ぶことができます。
大手通販サイト
膨大な商品数の中から、価格やデザインを比較して選べます。口コミ・レビューを参考にできるのが大きなメリットです。「お急ぎ便」などを利用すれば、最短翌日に届くこともあります。
ファッション通販サイト
アパレルに特化した通販サイトでは、デザイン性の高いフォーマルバッグが見つかることも。普段のファッションにも合わせやすい、おしゃれなデザインを探している方におすすめです。
フォーマルウェア専門サイト
品質やマナーを重視するなら、フォーマルウェアの専門サイトが最も確実です。バッグだけでなく、喪服やアクセサリーなど、葬儀に必要なものをまとめてレンタル・購入できるサイトもあります。

レンタルという選択肢も
「一度しか使わないかもしれないのにもったいない」と感じる方は、レンタルサービスを利用するのも一つの賢い方法です。高品質なバッグを、購入するよりもずっと安く利用できます。喪服とセットでレンタルできるサービスも多いので、一式揃えたい場合に便利です。
失敗しない!葬式用バッグの選び方【基本マナー】
購入場所がわかったところで、次に大切なのが「どんなバッグを選ぶか」です。マナー違反にならないよう、基本的なポイントをしっかり押さえておきましょう。
【女性向け】バッグ選びの5つのポイント
女性用のフォーマルバッグには、いくつか守るべきマナーがあります。以下の5つのポイントをチェックしてください。
- 色:光沢のない「黒」が基本です。
- 素材:布製(ポリエステル、サテンなど)が最も正式です。殺生を連想させる動物の革(本革・合皮問わず)や、爬虫類系の型押しは避けましょう。
- デザイン:金具や派手な装飾がない、シンプルで無地のものを選びます。光るものはNGです。
- 大きさ:袱紗(ふくさ)、数珠、ハンカチ、小銭入れなど、必要最低限のものが入る小ぶりなサイズが基本です。
- 留め具:開閉時に音が出ないマグネット式などが望ましいです。
【男性向け】バッグの選び方と注意点
男性の場合、基本的にはバッグを持たず「手ぶら」が正式なスタイルとされています。ポケットに収まるものは、上着の内ポケットなどに入れましょう。
荷物がある場合はセカンドバッグを
もし荷物が多くてポケットに収まらない場合は、黒無地で光沢のない、シンプルなセカンドバッグ(クラッチバッグ)を持つのが一般的です。こちらも革製品は避け、布製のものを選ぶのが無難です。
A4サイズが入る黒のビジネスバッグはOK?
通勤で使うような大きなビジネスバッグは、たとえ黒であってもフォーマルな場にはふさわしくありません。会場にクロークがあれば預けるようにしましょう。
荷物が多い場合はサブバッグを用意
女性の場合、メインのバッグは小さいため、替えのストッキングや折りたたみ傘、冬場の防寒具など、どうしても荷物が多くなってしまいますよね。
そんな時は、黒無地で光沢のない布製のサブバッグを用意しましょう。A4サイズが入る程度の大きさで、シンプルなデザインのものなら問題ありません。会場内では椅子の下や横に置いておきましょう。

【価格帯別】葬式バッグの値段はいくら?相場を解説
購入するとなると、気になるのがお値段ですよね。葬式用バッグの価格は、どこで買うか、どんな品質のものを求めるかによって大きく変わります。
1,000円〜3,000円:手頃な価格帯
ファッションセンターや、ネット通販の一部などで見つかる価格帯です。緊急で必要になった場合や、使用頻度が低い方には十分な品質のものが手に入ります。
3,000円〜10,000円:一般的な価格帯
スーツ専門店やショッピングモール、デパートなどで多く見られる価格帯です。デザインや素材の選択肢も増え、品質と価格のバランスが取れているのが特徴です。多くの方がこの価格帯のバッグを選ばれます。
10,000円以上:品質を重視する方向け
主にデパートやフォーマルウェアの専門店で扱われています。国産のしっかりとした作りのものや、有名ブランドのものなど、長く大切に使える一品を求める方におすすめです。一つ持っておくと、お子さんの卒業式など、他のフォーマルな場面でも活躍します。
葬式のバッグに関するQ&A|よくある疑問を解決
最後に、葬式のバッグに関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。
葬式のバッグがない場合、どうすればいい?
どうしてもバッグが用意できない場合の対処法です。
手持ちの黒いバッグで代用する際の注意点
もし手元に黒いバッグがあれば、それで代用できる可能性もあります。ただし、以下の条件を満たしているか確認してください。
- 光沢がないか
- 金具やロゴなどの装飾が目立たないか
- 革製品でないか
- 大きすぎないか
これらの条件をクリアしていれば、代用できることもあります。しかし、あくまでも緊急時の対応と考えましょう。
黒い布(袱紗など)で包むという方法も
もし大きめの袱紗や、黒く無地のスカーフなどがあれば、それで貴重品を包んで持つという方法もあります。バッグを持つよりは、かえって控えめな印象になります。
最終手段は家族や親族に借りる
もし可能であれば、家族や親しい親族に借りるのが最も確実で安心な方法です。
ブランド物のバッグは持っていっても大丈夫?
たとえ黒くてシンプルなデザインであっても、一目でブランド物とわかるロゴが入っているバッグは避けるのが賢明です。葬儀は故人を偲ぶ場であり、おしゃれをアピールする場ではありません。ブランドロゴが目立たない、控えめなデザインのものを選びましょう。
100均のバッグでも問題ない?
100円ショップで販売されている黒いポーチなどを、メインのフォーマルバッグとして使用するのは、正直なところあまりおすすめできません。素材や作りがどうしても安っぽく見えてしまい、周りから浮いてしまう可能性があります。
ただし、前述の通り、荷物を入れるためのサブバッグとして活用するのであれば、十分に役立ちます。
まとめ
今回は、葬式用のバッグをどこで買うか、そしてどのように選ぶかについて詳しく解説しました。
最後に、この記事のポイントをもう一度振り返っておきましょう。
- すぐに必要な場合:紳士服店、デパート、ショッピングモールなどの実店舗へ。
- 時間に余裕がある場合:選択肢が豊富なネット通販が便利。
- 選び方の基本:「黒・布製・装飾なし・小ぶり」がマナー。
- 荷物が多い時:黒無地のサブバッグを用意する。
- 価格相場:3,000円~10,000円が一般的だが、手頃なものから高品質なものまで様々。
- どうしてもない場合:代用やレンタル、家族に借りるなどの方法を検討する。
突然のことで動揺されているかと思いますが、この記事があなたの不安を少しでも和らげ、落ち着いて準備を進める一助となれば幸いです。
何よりも大切なのは、故人を悼み、ご遺族に寄り添う気持ちです。マナーを守った身だしなみを整え、心静かにお見送りをして差し上げてくださいね。
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【参考資料】