葬式・神式「香典袋」のNGを徹底解説!間違えない安心マナー

葬式・神式「香典袋」のNGを徹底解説!間違えない安心マナー 葬式

「神式の葬式に参列することになったけど、香典ってどうすればいいの…?」

多くの方が一度は抱くこの疑問。実は、神式の葬儀では、仏式とは異なる独特のマナーや作法があります。特に香典の準備は、表書きの書き方から金額相場、渡すタイミングまで、戸惑うことばかりですよね。

このページでは、あなたが神式の葬儀で「うっかりマナー違反」をしてしまわないよう、香典に関するあらゆる疑問を徹底的に解説します。この記事を読めば、神式葬儀の香典について何も知らなくても、安心して参列できる「間違えないマナー」が身につきます。いざという時に困らないよう、ぜひ最後までお読みください。

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神式の葬儀で「香典」は失礼?正しい表書きと渡し方

神式の葬儀では、仏式のような「香典」という言葉は使いません。では、どのような名称で、どのように準備すれば良いのでしょうか?

神式における香典の正式名称とは?

神道の葬儀では、線香を供える習慣がないため、「香典」という言葉は使用しません。代わりに、故人への玉串料御榊料御神饌料といった言葉を使います。

  • 玉串料(たまぐしりょう):神式の葬儀で最も一般的に使われる表書きです。玉串奉奠(たまぐしほうてん)の際に納めるお供えという意味合いがあります。
  • 御榊料(おさかきりょう):神様へお供えする榊(さかき)に代わるという意味で用いられます。
  • 御神饌料(ごしんせんりょう):神様へお供えする飲食物に代わるという意味で用いられます。
大谷
大谷
私自身、初めて神式の葬儀に参列した時は「香典って書いても大丈夫かな…」と不安でした。正しい名称を知っていると安心ですね。

神式で香典を包む「不祝儀袋」の種類と選び方

神式の不祝儀袋も、仏式とは異なる点があります。適切な不祝儀袋を選び、失礼のないようにしましょう。

水引の種類は?

神式の不祝儀袋には、黒白または双銀の結び切りの水引を選びます。これは、二度と繰り返してほしくない弔事に用いられるものです。

  • 黒白の水引:最も一般的で、広く使われます。
  • 双銀の水引:高額な金額を包む場合や、より丁寧な気持ちを表したい場合に選ばれます。

蓮の絵柄はNG!

不祝儀袋には、蓮の花の絵柄が描かれていないものを選びましょう。蓮の花は仏教を象徴する花であり、神式では不適切です。

神式の不祝儀袋の書き方

表書きは毛筆や筆ペンを使い、薄墨ではなく濃い墨で書きます。これは、悲しみに暮れて墨が薄くなったという意味合いがないためです。

  • 上段「玉串料」「御榊料」「御神饌料」のいずれかを記入します。
  • 下段フルネームで氏名を記入します。連名の場合は右から目上の人の名前を書き、3名以上の場合は代表者の名前を書き、「外一同」と添えます。
大谷
大谷
薄墨で書いてしまいそうになりますが、神式では濃い墨と覚えておくといいですよ。私も以前は間違えそうになりました。

神式の香典金額の相場は?誰にいくら包むべき?

香典の金額は、故人との関係性や自身の年齢によって異なります。失礼のないように、適切な金額を把握しておきましょう。

故人との関係性別の相場

一般的な相場は以下の通りですが、地域や家庭によって異なる場合もあります。事前に親族や知人に相談するのも良いでしょう。

故人との関係性 金額の目安
両親 5万円〜10万円
兄弟・姉妹 3万円〜5万円
祖父母 1万円〜5万円
親戚(叔父・叔母など) 1万円〜3万円
友人・知人 5千円〜1万円
職場関係者 5千円〜1万円

年齢による金額の変化

一般的に、年齢が上がるにつれて包む金額も増える傾向にあります。

  • 20代:3千円〜1万円
  • 30代:5千円〜3万円
  • 40代以上:1万円〜5万円

もちろん、これはあくまで目安であり、無理のない範囲で気持ちを包むことが大切です。

香典を渡すタイミングとマナー

香典を渡すタイミングや作法も、仏式と同様に重要です。失礼のないよう、スマートに渡しましょう。

受付での渡し方と挨拶

葬儀に参列したら、まず受付で記帳を済ませ、香典を渡します。この際、一言添えるのがマナーです。

  • 渡し方:不祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付で袱紗から取り出して渡します。袱紗は、お悔やみの気持ちを表す大切な道具です。
  • 挨拶の言葉:「この度はご愁傷様でございます」「心よりお悔やみ申し上げます」といった言葉を添えましょう。
大谷
大谷
袱紗は、香典袋を汚したり折れたりするのを防ぐだけでなく、相手への敬意を示す意味合いもあります。忘れずに持参してくださいね。

袱紗(ふくさ)の選び方と包み方

袱紗には様々な色がありますが、弔事には寒色系の色(紺、グレー、緑など)や紫が適しています。紫は慶弔どちらにも使える便利な色です。

香典の包み方は、袱紗を広げて中央よりやや右寄りに香典袋を置き、右、下、上、左の順に畳んでいきます。

神式の葬儀に関するよくある疑問Q&A

神式の葬儀にまつわる疑問は、香典以外にもたくさんあります。ここで、よくある質問にお答えします。

数珠は持って行くべき?

神式の葬儀では数珠は使用しません。数珠は仏教で用いられるものですので、持参しないようにしましょう。

服装のマナーは?

仏式と同様に、喪服を着用します。男性はブラックスーツに白シャツ、黒のネクタイ。女性は黒のワンピースやスーツに、ストッキングも黒を着用します。派手なアクセサリーやメイクは避けましょう。

お供え物の選び方と渡し方

故人へのお供え物も、神式にふさわしいものを選びましょう。お酒(日本酒)や果物、お菓子などが一般的です。肉や魚は避けるのがマナーです。

お供え物は、香典とは別に受付で渡すか、祭壇に供えるように案内されることがあります。

神式の葬儀の流れとは?

神式の葬儀は、仏式とは異なる儀式が執り行われます。

  • 手水の儀(てみずのぎ):会場入口などで手と口を清めます。
  • 修祓の儀(しゅばつのぎ):神職が祭場や参列者を清める儀式です。
  • 献饌の儀(けんせんのぎ):故人に神饌(お供え物)を捧げます。
  • 祝詞奏上(のりとそうじょう):神職が故人の御霊(みたま)を鎮め、今後の平穏を祈る祝詞を奏上します。
  • 玉串奉奠(たまぐしほうてん):参列者が玉串(榊の枝)を神前に供え、故人の安らかなるを祈ります。
  • 撤饌の儀(てっせんのぎ):お供え物を下げます。
  • 直会(なおらい):葬儀後、故人を偲んで食事を共にする場です。
大谷
大谷
玉串奉奠の作法は少し複雑ですが、当日は係の人が教えてくれることが多いので、案内をよく聞いて行えば大丈夫ですよ。

まとめ

神式の葬儀における香典(玉串料など)は、仏式とは異なる独特のマナーがあります。しかし、基本的なポイントを押さえておけば、決して難しいものではありません。

最も大切なのは、故人を偲び、遺族への心遣いを忘れないことです。

この記事が、あなたが神式の葬儀に安心して参列するための手助けになれば幸いです。もし、他にも疑問点や不安なことがあれば、葬儀社や地域の詳しい方に相談してみるのも良いでしょう。故人への感謝と敬意を胸に、落ち着いて参列してください。

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【参考資料】

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【この記事を書いた人】
大谷

「葬式の知恵袋」運営者の大谷です。

私自身の経験から、葬儀に関する不安や疑問を抱える方々の力になりたいと願い、このサイトを立ち上げました。

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※記事の執筆には一部AIを利用しております。AIの回答には間違いが含まれている場合があり、必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。
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